11日目 パリから帰国

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果物屋さんと八百屋さん

肉屋でのローストチキン

 いよいよ帰国の日です。飛行機が午後なので、ホテルでの朝食後、チーズを買いにムフタール街へ出かけました。ここは私が初めてパリへ来たときに偶然通って非常に驚いた場所です。 長さ500m位の道ですが、北の方は各国のレストランが建ち並んでいます。南の方へ下っていくと、食料品街です。ここを見ればパリの人たちが何を食べているのかわかるくらいです。チーズ屋さんも余りにも種類が多いので迷ってしまいます。結局は よく知っているのを買うことになってしまいます。


八百屋さん

 ホテルへ荷物を置いてから、もう一度リュクサンブール公園に行きました。天気もよく、花がとてもきれいです。ヨーロッパの夏は日本のように暑くならないので花壇の花は植物も大きくなった8月末がもっとも見頃になります。 日曜日なので朝から子供連れが池に船を浮かべて遊んでいます。これだけ手入れがされていて広大な公園に自由に入れるというのは本当にすばらし事です。これだけでもヨーロッパの園芸文化の底力を見せつけられるように思います。
 今回のパリ滞在中に何度もお世話になったクレープリーでハム・チーズ・野菜入りクレープを買い、ホテルへ戻りながら食べました。

Jaridin de Luxembourg Creperies Fournii
リュクサンブール公園でくつろぐ よくお世話になったクレープリー Fournii

その後、タクシーでシャルルドゴール空港へ向かい、若干のトラブルがあったものの無事に搭乗でき、予定通りの時間、つまり翌日8月29日の朝8時に関西国際空港に帰り着きました。
 子供たちにとっては初めての海外旅行、初めてのヨーロッパだったのですが、強い印象を残したようです。大きくなったら兄弟で一緒行きたいと話しています。日本とは別の世界があるのだと言うことをわかってもらえたようなので、それだけでもはるばる出かけた 甲斐があったと思っています。



Information

フランスのチーズ

 フランスには300種のチーズがあると言われ、チーズの専門店はいっぱいあります。チーズ好きの人にとってはお土産として是非持ち帰りたい1品です。しかし、最近は空港ではほとんど売らなくなりました。また、手荷物として機内持ち込みも出来ません。 と言う状況ですので、パリの専門店で見た方が良いです。
  チーズによっては「食べ頃」、つまりうまく熟成した状態があるものが多いので、店ではいつ頃食べるかを言って、選んでもらうのがおすすめです。フランス人は勝手に手にとって、押さえてみたりしていますが、慣れない者にとっては見分けるのは難しいです。 問題になるのはトランクに入れたときの臭いですが、最近は真空パックにしてくれる店が多いです。フランス語で sous vide(スー・ヴィッド)です。


ムフタール街 rue Mouffetard

 パリ5区のパンテオンの後ろ辺りからほぼ南北に通じる比較的細い道です。番地が若い辺りはレストラン街で、各国料理や比較的お手頃価格のフランス料理レストランがいっぱいあります。いずれも小規模なフレンドリーなレストランで、下町気分を 味わうことができます。ジャン・カルヴァン通り(rue Jean Carvin)と交差する98番地辺りからが食料品街になります。
 1974年に初めてパリに着いた際、このジャン・カルヴァン通りに大学生の受け入れ機関CROUS(Centre Régional des Œuvres Universitaires)がありました。フランス語もわからず不安いっぱいだったのですが、 予約してくれたホテルへ行くためにムフタール街に出ました。今まで見たことのないような食材とその威勢の良い売り声に圧倒されましたが、不安もなくなり、いっぺんにパリが好きになってしまったのを覚えています。パリの人たちが何を食べているのか想像できるような 場所なので、行ってみることをおすすめします。朝早くから店が開いており、日曜日も大丈夫です。ただ、月曜日は多くの店が閉まります。最近は観光客も多く、写真を撮ってもいやがられませんが、一応は断ってから写した方が良いでしょう。



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