2日目 パリ
サンジェルマン・デプレ教会前で |
この日はゆっくりと起きて、ホテルの地下の小さな食堂で朝食です。フランス式のパンとカフェオレの朝食を楽しみました。子供たちは珍しくて大喜び。コーンフレークやヨーグルトまで食べていました。一歩外へ出ると昨日までの暑さは
うそのような肌寒さ。昨夜の小雨で一気に10度以上下がりました。今日はまずショッピングです。バスに乗ってモンパルナスへ。ここにはINNOと言うスーパーがあります。地下が食料品売り場になっており、
その中でも大面積を占めるチーズ 売り場に歓声を上げ、見たこともないような魚介類に見入ったり、子供たちにとって日本とはちょっと違う体験ができたようです。日本では手に入りにくい粉末のサフランや、ブーケガルニを買い込みました。
それから、FNACへ。子供用の本を売っているところなどを見ていましたが、なんと言ってもすべてフランス語。眺めるだけですね。ここではスペイン、アンダルシア地方とパリ郊外のガイドブックを買いました。
それから、ルーブル美術館とヴェルサイユ宮殿の入場券をプレイガイドで購入しました。 ここからサン・ジェルマンへはすぐに行けます。日本の雑誌にも出ているお菓子屋さんを探しに行きましたが、残念ながら夏休み中。サン・ジェルマン・デプレ教会を覗いてから、横にある小さな公園へ。ここにはピカソが作ったアポリネールの 胸像があります。優はここで鳩を追っかけ回していました。ホテルまでは大した距離ではないので、サン・シュルピース教会の前を通って帰りました。 お昼はホテル近くの小さなクレープ屋さんでサンドイッチを買いました。店の名前は何度か変わったようですが、ずいぶん昔から同じ場所にあります。いつもは学生たちが群れている場所ですが、夏休み中なのでもっぱら観光客が多いです。 日本にいるときはパン食はイマイチ、と言う子供たちも、フランスパンのサンドイッチがとても気に入り、滞在中、このお店には何度も行くことになります。 午後は少し休んでから凱旋門に出かけました。かなりの強風でしたが、天気は良くなったので上までエレベータで上がるとなかなかの見晴らしで、かなり遠くまでよく見えました。凱旋門を後にして、シャンゼリゼ通りを歩きました。通りの真ん 中で記念撮影をするあたり、完全にお上りさんです。シャンゼリゼではフランスのサッカーチーム、パリ・サンジェルマンのショップに立ち寄ったりした後、デファンスにある新しい凱旋門、グランダルシュへ。ここで友人、クリスチアンヌに会う約束をし ていたからです。強い風はいっこうにやむ気配はなく、待っている間は風をよけるのに苦労しました。 クリスチアンヌの家はマルメゾンにあり、車ですぐの所です。夕食をごちそうになりました。先ずはシャンパーニュで乾杯!子供たちはバニラコークをもらって上機嫌です。生ハムとメロンのオードブル、豚肉のソテー、デザートにアイスクリームと盛りだくさんのごちそうを ぺろりと平らげました。でも、さすがに時差の関係か、子供たちも妻も眠そうになってきたので、早い目に家を辞しました。帰り道で子供たちが言った、「あの豚肉、もう一枚食べたかった」の一言には参りました。 |
サン・シュルピース教会 |
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凱旋門の上から |
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グランダルシュ |
INNO
INNO はスーパー・チェーンのMONOPRIX の1店舗としてこの名前がつけられていましたが、今はMONOPRIXになっています。パリ市内にはスーパーがたくさんありますが、規模は小さいです。このMONOPRIXモンパルナス店は店舗面積も広く、 1階が衣服を含む雑貨、地下が食料品売り場となっています。特に地下の食料品は見ているだけでも楽しいですが、最近は残念ながらお土産用のチョコレートは置かなくなりました。モンパルナスタワーの南側、デパール通り(rue de Départ)を 挟んだところにあり、大きな回転ドアが目印ですぐに見つかります。
FNAC
1954年に創業され、そのコンセプトはできるだけ安価で商品を提供する、でした。1970年代には急速に大きくなり、パリ以外にも店を展開しました。1975年には書籍を2割値引きして売るようになり、私がちょうどフランスに滞在していた時期で、 学生達の間では大変な人気店でした。モンパルナス店は2階以上が書籍で、1階はCD、DVD、カメラなどを売っています。かつてはここでカラーフィルムを買って現像もここへ出していました。美術館やコンサートのチケットも買えますが、フーブル美術館に 関しては、Covid-19 の影響で予約制になったので、ルーブルのサイトでしか買えません(2020年8月現在)。ネット販売もしており、大抵の書籍が手に入りますが、送料がかか るので結構高くなります。