ニースの飛行場からル・ラヴァンドゥーへ
私たち夫婦は2019年6月8日からイタリア旅行をしました。最後の訪問地、ヴェネツィアのマルコポーロ空港をを6月19日の朝に出て、ニース、コートダジュール空港に1時間半のフライトで到着しました。航空券を購入する際に予約しておいたレンタカーの手続きのために予約カウンターに向かいます。この空港ではレンタカー各社のブースが1カ所にまとまっておりわかりやすいです。 |
EasyJet EJU3353便 |
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飛行場を出てすぐに高速に乗ります。フランスの高速道路、特に地方では路側帯も広く走りやすいです。都市近郊は無料区間が多いですが、 都市部を離れると料金所があります。 日本のETCに相当するLiber-tがありますが、レンタカーには装備されていません。一般のゲートではクレジットカードでの支払いが可能です。 |
海岸線を走る
(上)Agay Plage (左)Calanque - Antheorの海岸 |
カンヌの西で高速道路を降り、海岸に向かいます。海の色は紺碧海岸(Côte d'azure)の名前の通り、深い青色です。このあたりの海岸の土の色は赤茶けていて、その土の色と緑、海の色との コントラストは見事です。小さな村を通過しますが、なかなか手軽に昼食がとれるようなレストランが見つかりません。やっと昼食にありつけたのは海岸に面した小さなカフェで、老夫婦の経営でした。 ちょっと時間はかかりましたが、手作りのハンバーガーはとてもおいしかったです。
ル・ラヴァンドゥー Le Lavandou
ル・ラヴァンドゥーは人口6,000人足らずの小さな街で、もとはヴァロワーズ海岸の漁師町でしたが、今はリゾート地です。宿泊した Hôtel Espadon は公園に面しており、その先にはヨットハーバーがあります。道路からは離れているので、とても静かです。
この街に来た目的はもちろん豊富な地中海の魚介類を食べるためです。あらかじめネットで調べておいた近くのレストランへきれいな砂浜の広がる海岸の横を通って歩いて行きます。レストラン Chez Laurent は小さな店で、夫婦で切り盛りされています。おすすめだと言うスズキをそのままグリルしたものと、白身魚、エビと貝のサフランソース味をいただきました。辛口の白ワインにぴったりの料理でした。
食事が終わって、ぶらぶらと歩いてホテルへ戻る時には長い夏の日も暮れ始め、海岸にはもう誰もいません。おじいさんが一人で何本かの竿を設置して釣りをしていました。
ル・ラヴァンドゥーのマルシェ Marché du Lavandou
翌朝、朝食前にマルシェに出かけました。毎週木曜日に開かれるこのマルシェは有名らしく、ミシュランのガイド(Le Guide vert de Maichelin)にもおすすめとして掲載されています。まだ8時前だったせいか、皆さん出店の準備中でした。 驚いたのはその店舗の数と種類です。ありとあらゆる種類の店が100軒以上ありました。中でも目に付いたのが食べ物屋さんで、既に巨大な鍋にパエリャとかができあがっていました。人口の少ないこの街で、これだけ多くの店があってもお客さんは来るのだろうかとか、 朝早くからパエリャなどを食べる人がいるのだろうか、などといらない心配をしてしまいました。
ホテルへ戻り、海の見える部屋で朝食です。日中はかなり暑いのですが、この時間帯では涼しくて、窓から入ってくる海風が心地よかったです。食後に荷物をまとめて出発です。
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